
歯ぐきが健康に保たれることは、歯の見た目や機能だけでなく、口全体の健康にも重要です。
しかし、歯ぐきが下がってしまうと、知覚過敏が起きたり、歯がぐらつく原因になったりします。
今回は、歯ぐきが下がる主な原因について解説します。
歯ぐきの状態に不安がある方はぜひ参考にしてください。
『歯周病が歯ぐきを下げる原因に』
歯ぐきが下がる原因として多く見られるのが歯周病です。
歯周病は、細菌による感染症で、歯と歯ぐきの間に細菌が繁殖し、炎症を起こします。
この炎症が進行すると、歯を支える顎の骨が溶けて歯ぐきが下がります。
歯ぐきが下がることで歯の根が露出し、知覚過敏や見た目の変化が現れます。
歯周病は自覚症状が少ないため、定期的な歯科検診で早めに予防することが大切です。
『間違ったブラッシングが歯ぐきにダメージを与える』
歯を綺麗に保つためのブラッシングですが、強すぎる力で磨くと歯ぐきを傷つけてしまいます。
特に硬い毛の歯ブラシや横に強くゴシゴシ磨く方法は、歯ぐきを削る原因になりやすいです。
このようなブラッシングを続けていると、歯ぐきが痩せて下がりやすくなります。
正しいブラッシング方法を身につけるためにも、歯科医院での指導を受けることをおすすめします。
『加齢による歯ぐきの後退』
年齢を重ねると、歯ぐきも少しずつ痩せて後退していきます。
歯ぐきが薄くなると、歯の根が露出しやすくなり、口内の敏感な部分が刺激を受けやすくなります。
また、年齢とともに歯ぐきの弾力も失われていくため、若い頃よりも歯ぐきの位置が下がりやすくなります。
年齢による変化は避けられませんが、日常のケアで進行を遅らせることが可能です。
『歯ぎしりや食いしばりによる負担』
歯ぎしりや食いしばりも歯ぐきを下げる原因となります。
これらの習慣があると、歯と歯ぐきに過度な力がかかり、歯ぐきや顎の骨に負担をかけます。
そのため、歯ぐきが徐々に下がっていくことがあるのです。
無意識に歯ぎしりをしている場合には、歯科医院でのマウスピース装着が対策として有効です。
『喫煙も歯ぐきを下げる原因に』
喫煙は血流を悪化させ、歯ぐきの健康に悪影響を与える原因の一つです。
タバコの成分は歯ぐきの血行を妨げ、細菌の繁殖を助長します。
血流が滞ると、歯ぐきが酸素不足に陥り、再生力が落ちて歯ぐきが下がりやすくなります。
喫煙を控えることは、歯ぐきや口の健康だけでなく、全身の健康維持にもつながります。
少しでも参考になれば幸いです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。
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