世田谷区千歳烏山駅徒歩2分の歯医者「千歳烏山交番通り歯科」です。
歯ぐきの腫れが気になる方や、前回歯科検診を受けてから時間が経ってしまったと感じる方は、お口の中に歯石が溜まっていることが原因かもしれません。
この記事では、歯石除去に関する疑問を解消するため、適切な頻度、ご自宅でできるケアのポイント、そして定期的な歯科検診の重要性について解説します。ご自身の状況に合わせた歯石ケアのバランスを知ることで、健康的で清潔な口内環境を維持し、お口のトラブルを未然に防ぐための一歩を踏み出しましょう。
そもそも歯石とは？歯垢との違いと放置するリスク
歯石とは、毎日の歯磨きで取り切れなかった歯垢（プラーク）が、唾液の中に含まれるカルシウムなどのミネラル成分と結びついて石灰化し、硬くなったものです。歯の表面にこびりつき、ざらざらとした感触が特徴です。一般的に、歯垢が歯石へと変化するには約2日から2週間かかると言われています。
歯垢と歯石の決定的な違いは、その硬さにあります。歯垢は細菌の塊ですが柔らかいため、適切な歯磨きによってご自身で除去することができます。一方、一度歯石になってしまうと非常に硬く歯に強固に付着するため、通常の歯磨きでは取り除くことができません。ご自身の力ではどうすることもできないため、歯科医院での専門的な処置が必要になります。
歯石は自分で取れない？
歯石はご自身で除去することはできません。なぜなら、歯石は歯の表面に非常に強固に付着しており、市販されている歯石取り用の器具（スケーラーなど）を使って無理に取ろうとすると、歯のエナメル質を傷つけたり、歯ぐきを損傷したりする危険性が非常に高いためです。これらの傷は、新たな細菌の温床となったり、知覚過敏を引き起こしたりと、かえって口腔内の状態を悪化させる原因にもなりかねません。
また、歯と歯ぐきの境目や歯周ポケットの奥深くにある歯石は、目視で確認することが難しく、ご自身で安全かつ完全に除去することは不可能です。安全で効果的な歯石除去には、専門的な知識と技術、そして専用の器具を扱う歯科医師や歯科衛生士による処置が不可欠です。
歯石を放置すると歯周病や口臭の原因に
歯石をそのままにしておくと、お口の中の健康に様々な悪影響を及ぼします。その代表的なものが歯周病と口臭の悪化です。歯石の表面は非常にざらざらしているため、細菌（歯周病菌など）が付着しやすく、細菌が繁殖するための温床となってしまいます。
歯石に付着した細菌が増殖すると、歯ぐきに炎症を引き起こし、歯ぐきの腫れや出血といった歯周病の症状を進行させます。さらに進行すると、歯を支える骨（歯槽骨）が溶かされてしまい、最終的には歯が抜け落ちる原因にもなりかねません。
また、歯石に付着している細菌は、食べカスや剥がれた粘膜の細胞などを分解する際に、揮発性硫黄化合物というガスを発生させます。このガスは、不快な口臭の主な原因となることが知られています。したがって、歯石を放置することは、歯周病を悪化させるだけでなく、口臭をひどくする直接的な原因にも繋がるのです。
歯石除去の適切な頻度は？【目的・状況別の目安】
歯石除去は、お口の健康を維持するために欠かせないケアですが、その適切な頻度は一律ではありません。個人の口腔内の状態や歯周病のリスクによって、最適な間隔は異なります。ここでは、状況に合わせた歯石除去の目安について詳しく解説します。
基本は3ヶ月～半年に1回が目安
多くの方にとって、歯石除去は3ヶ月から半年に1回の頻度が推奨されています。これは、歯垢（プラーク）が歯石へと石灰化するまでに一般的に数ヶ月かかるためです。この期間内に定期的に歯石を除去することで、歯石が過度に蓄積するのを防ぎ、口腔内を健康な状態に保つことができます。
このサイクルで継続的にケアを行うことは、歯周病の初期段階での発見や虫歯の予防にも繋がり、お口全体の健康維持に非常に効果的です。定期的な歯科検診と合わせて、この目安を参考にしてみてください。
歯周病のリスクが高い場合（1～3ヶ月に1回）
喫煙習慣がある方、糖尿病などの全身疾患をお持ちの方、すでに歯周病と診断されて治療中の方、または日々の歯磨きが不十分で歯垢がたまりやすいと感じる方は、歯周病のリスクが高いと言えます。このようなケースでは、一般的な目安よりも短い1ヶ月から3ヶ月に1回の頻度で歯石除去を行うことが推奨されます。
歯周病は進行性の病気であり、歯石は歯周病菌の温床となるため、リスクが高い方はより頻繁に歯石を除去し、口腔内を清潔に保つことが重要です。短い間隔で定期的に歯科医院を受診することで、歯周病の進行を抑制し、重症化を防ぐことに繋がります。
歯科医師や歯科衛生士と相談し、ご自身の口腔環境に合わせた最適な頻度で専門的なケアを受けることが、歯周病の悪化を防ぎ、歯を長持ちさせる上で非常に大切です。
口腔内の健康状態が良好な場合（半年に1回～1年に1回）
日々のセルフケアが徹底されており、歯周ポケットが浅く、歯ぐきに炎症や出血がほとんどないなど、口腔内の健康状態が非常に良好な方は、半年に1回から1年に1回の頻度でも十分な場合があります。このような方でも、定期的な検診は予防医療として非常に重要です。
セルフケアでは見落としがちな部分のチェックや、ごくわずかな歯石や着色汚れの除去、そしてフッ素塗布などによる虫歯予防は、歯科医院でしか受けられない専門的なケアです。健康な状態を維持し続けるためにも、自己判断せずに定期的に歯科医院を受診し、プロフェッショナルな視点でのアドバイスを受けることをおすすめします。
なぜ定期的な歯石除去が必要なのか？
歯科医院での定期的な歯石除去は、単に口の中をきれいにするだけでなく、口腔全体の健康を維持するために非常に重要です。ここでは、定期的な歯石除去がもたらす具体的なメリットを4つのポイントに分けて解説していきます。
歯周病や虫歯の予防
定期的な歯石除去は、歯周病と虫歯という二大歯科疾患を予防するための基本的な手段です。歯石の表面はザラザラしており、歯周病菌が非常に付着しやすく、そこで増殖した細菌が毒素を出すことで歯ぐきに炎症を引き起こし、歯周病を進行させます。歯石を取り除くことで、歯周病菌の温床をなくし、歯周病の発生や悪化を防ぐことができます。
さらに、歯石の周囲には歯垢（プラーク）が溜まりやすくなります。歯垢の中の虫歯菌は、糖分を分解して酸を作り出し、その酸が歯のエナメル質を溶かすことで虫歯を引き起こします。歯石を取り除き、歯の表面を滑らかに保つことは、歯垢の付着を防ぎ、虫歯のリスクを低減する上でも非常に重要な役割を果たします。
自分では取れない「歯肉縁下歯石」の除去
歯石には、歯ぐきよりも上の部分にできる「歯肉縁上歯石」と、歯ぐきの下、つまり歯周ポケットの内部に隠れてできる「歯肉縁下歯石」の2種類があります。「歯肉縁下歯石」は、歯ぐきの奥深くに形成されるため、普段の歯磨きはもちろんのこと、市販の歯石除去器具を使っても自分で取り除くことは不可能です。
この歯肉縁下歯石は、歯周病が進行している証拠であり、かつ歯周病をさらに悪化させる最大の原因となります。歯ぐきの炎症を慢性化させ、歯を支える骨を溶かしていくため、放置すると最終的には歯が抜け落ちる原因にもなりかねません。そのため、歯科医院での定期的なチェックと、専門的な器具を用いた除去が不可欠となります。
口臭の改善・予防
口臭の多くは、口腔内の細菌が作り出すガスが原因で発生します。歯石は細菌にとって非常に居心地の良いすみかとなり、そこに付着した歯周病菌などの細菌が、食べかすなどに含まれるタンパク質を分解する際に「揮発性硫黄化合物」と呼ばれるガスを発生させます。このガスが、いわゆる不快な口臭の主な原因となります。
定期的に歯石を除去することで、口臭の原因となる細菌の温床を根本から取り除くことができます。これにより、口の中が清潔に保たれ、不快な口臭の改善や予防に繋がり、より快適な日常生活を送ることができるでしょう。
歯本来の白さを取り戻す
歯石は、そのもの自体が白っぽい色をしていることもありますが、表面がザラザラしているため、コーヒーや紅茶、ワインの色素、タバコのヤニなどが付着しやすく、見た目を悪くすることがあります。これらの着色汚れは、歯ブラシではなかなか落ちません。
歯科医院で歯石除去を行うと、歯石とともにこれらの着色汚れもきれいに取り除かれます。これにより、歯が本来持っている自然な色合いや明るさを取り戻すことができ、口元の印象が格段に改善されます。ただし、これは歯を漂白する「ホワイトニング」とは異なり、歯の表面の汚れを除去することで本来の色に戻す処置であることをご理解ください。
歯科医院で行う歯石除去の流れと内容
歯科医院での歯石除去は、多くの方が不安を感じることがあるかもしれません。しかし、実際は患者さんの負担を最小限に抑えながら、安全かつ効果的に口腔内の健康を守るための専門的な処置です。ここでは、歯科医院で行われる歯石除去の一連の流れを、検査からクリーニング、そしてご自宅でのケアへのアドバイスまで、ステップごとに分かりやすくご説明します。
1. 口腔内の診査・歯周ポケットの測定
歯科医院での歯石除去は、まずはじめに患者さんのお口の中の状態を詳しく診査することから始まります。歯科医師や歯科衛生士が、歯ぐきの色や腫れの有無、出血がないかなどを目で見て丁寧に確認します。
次に、「プローブ」という細い器具を使って、歯と歯ぐきの間の溝の深さ、すなわち「歯周ポケット」を測定します。この歯周ポケットの深さは、歯周病の進行度を判断するための非常に重要な指標となります。健康な歯ぐきでは歯周ポケットは浅く、歯周病が進行していると深くなるため、この測定結果に基づいて適切な治療計画が立てられます。
2. スケーリング（歯石除去）
診査の後は、いよいよ歯石を取り除く「スケーリング」という処置が行われます。スケーリングには主に2種類の器具が用いられます。
一つは「超音波スケーラー」です。これは超音波の振動を利用して歯石を細かく砕き、水と一緒に洗い流す器具です。広範囲にわたる歯石や、比較的硬い歯石の除去に効果的です。もう一つは「ハンドスケーラー」で、これは手用の器具を使って、超音波スケーラーでは届きにくい歯の細かい部分や、歯周ポケットの奥深くにある歯石を丁寧に除去するために使われます。これらを使い分けることで、お口の中のあらゆる歯石を効率的かつ精密に取り除いていきます。
3. PMTC（専門家による機械的歯面清掃）
スケーリングで歯石が取り除かれた後に行われるのが「PMTC（Professional Mechanical Tooth Cleaning）」です。これは、専門家が専用の機械と、歯の表面を傷つけない微粒子状の研磨ペーストを使って、歯の表面や歯と歯の間、歯周ポケットの中まで徹底的に清掃する処置です。
PMTCの目的は、歯石の再付着の原因となる歯垢（プラーク）や、コーヒー、紅茶、タバコなどによる着色汚れ（ステイン）をきれいに除去し、歯の表面をツルツルに磨き上げることです。歯の表面が滑らかになることで、汚れがつきにくくなり、虫歯や歯周病の予防効果を高めることができます。
4. 歯磨き指導
一連の専門的な処置の最後に、歯科衛生士から患者さん一人ひとりに合わせた「歯磨き指導」が行われることが一般的です。これは、ご自宅でのセルフケアの質を高めるために非常に重要なステップです。
例えば、患者さんの歯並びや歯磨きの癖を考慮し、どのような歯ブラシを選ぶべきか、歯ブラシをどのように動かせば効果的に歯垢を除去できるのか、またデンタルフロスや歯間ブラシといった補助的な清掃用具の正しい使い方などを具体的に教えてくれます。この指導を受けることで、次回の定期検診までの間、ご自身で健康な口腔内環境を維持するための正しい知識とスキルを身につけることができます。
歯石を溜めないためのセルフケア｜自宅での予防法
歯科医院での定期的なプロフェッショナルケアと並行して、日々のセルフケアは歯石の蓄積を防ぐ上で非常に重要です。歯石の元となる歯垢（プラーク）は、毎日の適切な手入れによって除去できます。ここでは、ご自宅で実践できる効果的な歯石予防法を具体的に3つご紹介します。
正しい歯磨きで歯垢を徹底的に除去する
歯石の形成を予防する上で最も基本となるのが、毎日の歯磨きで歯垢を徹底的に除去することです。ただ「なんとなく磨く」のではなく、正しい方法で磨くことが重要です。
例えば、歯と歯ぐきの境目に45度の角度で歯ブラシの毛先を当て、小刻みに振動させる「バス法」は、歯周ポケットに入り込んだ歯垢を効果的にかき出すことができるとされています。この際、強い力でゴシゴシ磨くと、歯や歯ぐきを傷つけてしまう可能性があるため、鉛筆を持つように軽く歯ブラシを握り、優しい力で磨くことを意識しましょう。
デンタルフロスや歯間ブラシを併用する
歯ブラシだけでは、歯と歯の間の狭い隙間や、歯並びが複雑な部分に付着した歯垢を完全に除去することは困難です。実際、歯ブラシのみでは歯垢の約6割程度しか除去できないと言われています。残りの歯垢を除去するために、デンタルフロスや歯間ブラシの併用が不可欠です。
デンタルフロスは、歯と歯の隙間が比較的狭い方や、歯と歯の接触点がきつい部分に適しています。一方、歯間ブラシは、歯周病の進行によって歯ぐきが下がったり、元々歯と歯の隙間が広い方に有効です。ご自身の口腔内の状態に合わせて適切なサイズを選び、毎日の歯磨きにこれらの補助清掃用具を取り入れることで、歯垢除去率を格段に向上させ、歯石の形成を効果的に防ぐことができます。
食生活を見直す
日々の食生活も歯垢の形成、ひいては歯石の蓄積に大きく影響します。特に、砂糖を多く含む甘い飲食物や、歯にベタつきやすく残りやすい粘着性の高い食べ物は、口腔内の細菌が酸を生成する原因となり、歯垢ができやすい環境を作り出してしまいます。
一方で、食物繊維が豊富な野菜などをよく噛んで食べることは、唾液の分泌を促し、食べかすや歯垢を洗い流す自浄作用を高める効果が期待できます。また、飲食後すぐに水で口をゆすぐだけでも、口腔内のpHバランスを中性に戻し、歯垢の付着をある程度抑制する補助的な効果があります。このような日々のちょっとした心がけが、歯石を溜めない健康な口腔環境を維持することに繋がります。
歯石除去に関するよくある質問
歯石除去は、口腔内の健康を保つために非常に大切ですが、施術に対する疑問や不安をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。ここでは、特に多くの方が疑問に感じる「痛み」「費用」「自己処理の可否」の3点について、詳しくお答えしていきます。
Q1. 歯石除去は痛いですか？
歯石除去の際に感じる痛みについては、個人差が大きく、多くの場合、強い痛みを感じることはありません。しかし、歯ぐきに炎症がある場合、歯石が大量に付着している場合、または知覚過敏がある方の場合には、歯石除去中に歯がしみたり、キュッと響くような感覚を覚えることがあります。
痛みがご心配な場合は、事前に歯科医師や歯科衛生士にその旨をお伝えください。状態に応じて、表面麻酔を使用したり、痛みを感じにくいように細心の注意を払って施術を進めたりするなど、痛みを和らげるための配慮をしてもらえることがあります。無理に我慢せず、ご自身の感覚を伝えることが大切です。
Q2. 費用はどのくらいかかりますか？保険は適用されますか？
歯石除去の費用については、歯周病治療の一環として行われる場合は、日本の公的医療保険が適用されますのでご安心ください。初診時には、診察や検査、歯周ポケットの測定などが含まれるため、3割負担の方であれば、一般的な目安として3,000円から5,000円程度が考えられます。
ただし、お口の状態や治療内容、治療回数によって費用は変動しますので、具体的な金額については、受診される歯科医院で直接確認することをおすすめします。また、PMTC（専門家による機械的歯面清掃）のような、歯周病治療ではなく審美的な目的で行われるクリーニングの場合には、保険適用外の自費診療となることがあります。この点も事前に確認しておくと良いでしょう。
Q3. 歯石取りの器具は市販されていますが、自分でやってもいいですか？
歯石取りの器具が市販されているのを目にすることがありますが、ご自身で歯石を除去することは、決しておすすめできません。専門的な知識や技術を持たない方が市販の鋭利な器具を使用すると、歯の表面にあるエナメル質を傷つけてしまったり、デリケートな歯ぐきを損傷させてしまったりするリスクが非常に高いためです。
ご自身で歯や歯ぐきを傷つけてしまうと、そこから細菌が侵入し、虫歯や歯周病を悪化させてしまう原因にもなりかねません。安全で効果的な歯石除去は、歯科医師や歯科衛生士といった専門家が行うべき処置です。ご自身の口腔内を健康に保つためにも、歯石除去は必ず歯科医院で受けるようにしてください。
まとめ：定期検診とセルフケアの両立で健康な歯を保とう
これまで歯石除去の重要性や適切な頻度、そして自宅でのケア方法について詳しく解説してきました。健康な歯と歯ぐきを維持するためには、歯科医院での定期的なプロフェッショナルケアと、ご自身で行う日々のセルフケアの「両立」が非常に大切です。
歯石は一度できてしまうと歯磨きでは取り除けません。だからこそ、ご自身の口腔内の状態や歯周病のリスクに応じた頻度で、定期的に歯科医院で歯石を除去してもらうことが、歯周病や虫歯を予防し、口臭を防ぐ上で不可欠です。専門家によるクリーニングでは、ご自身では届かない歯肉縁下の歯石まで確実に除去できます。
しかし、歯科医院でのケアも数ヶ月に一度です。残りの日々はご自身のセルフケアにかかっています。正しい歯磨きの方法を実践し、デンタルフロスや歯間ブラシを併用して歯垢を徹底的に除去することが、歯石の形成を抑え、お口の健康を保つための基礎となります。
もし「前回の歯科検診から時間が経ってしまった」「歯ぐきの腫れが気になる」と感じているのであれば、これを機にかかりつけの歯科医院を見つけ、一度相談してみてください。専門家と協力しながら、健康で美しい歯を長く維持していきましょう。
少しでも参考になれば幸いです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。
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