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世田谷区千歳烏山駅徒歩3分の歯医者「千歳烏山交番通り歯科」です。
歯周病は大人だけの病気だと思っていませんか。
実は、子どもでも歯周病のリスクがあり、早い場合は5歳頃から歯茎の炎症が始まることがあります。
特に中高生は歯磨きが不十分になりがちで、歯肉炎を発症しやすい傾向があります。
さらに、年齢が上がるにつれて歯周病のリスクは高まり、40代以降では半数以上の人が歯周ポケットが深くなっているといわれています。
歯周病は年齢に関係なく発症するため、どの世代でも予防が重要です。
今回は、歯周病が発症する年齢ごとの特徴と進行の仕組み、効果的な予防策について詳しく解説します。
『子どもも歯周病になる?』
歯周病は大人だけの病気ではなく、子どもにも発症の可能性があります。
特に歯磨きが不十分な子どもは、5歳頃から歯茎の炎症が始まり、少しずつ歯周病へと進行することがあります。
厚生労働省の調査では、5〜14歳の約4割が歯肉炎を発症していると報告されています。
- 小学生のうちは親が仕上げ磨きをすることで比較的お口のケアが保たれる
- 中学生になると自己管理が求められ、歯周病のリスクが高まる
- 部活動や受験勉強による生活リズムの変化で歯磨きの回数が減る
『思春期に増える歯肉炎のリスク』
思春期になると、ホルモンバランスの変化が歯周病のリスクを高めます。
特に女性はホルモンの影響で歯茎が腫れやすくなり、思春期性歯肉炎を発症しやすくなります。
男性よりも女性に多くみられ、歯茎の腫れや出血が特徴です。
- 親の管理が減るため、歯磨きの習慣が乱れやすい
- 高校生になると、間食の増加や夜更かしの習慣が定着し、口腔内環境が悪化
- 毎日の歯磨きを徹底し、フロスを併用することが大切
『20代からの歯周病リスクと生活習慣』
20代を過ぎると、歯周病リスクはさらに高まります。
特に25歳を超えると、約6割が歯肉炎を経験しているといわれています。
歯周病は痛みが少なく、自覚症状がないまま進行することが多いため、気づいたときには重症化していることも少なくありません。
歯周病を進行させる主な要因は以下の通りです。
- 歯磨きが不十分で歯垢が残る
- ストレスや疲労による免疫力の低下
- 喫煙や過度な飲酒
- 食生活の乱れや糖分の多い飲食物の摂取
『40代以降に歯を失う原因は歯周病』
40代を過ぎると、歯周病は深刻な問題となります。
45歳以上では、半数以上の人が歯周ポケットが4mm以上の歯周病の状態になっているといわれています。
さらに、歯を失う原因の多くが歯周病であることもわかっています。
50代では平均5本、60代では12本、70代になると20本以上の歯を失っているというデータもあります。
歯周病を放置すると、噛む力が弱まり、食事の楽しみが減ってしまいます。
毎日の歯磨きに加え、フロスや歯間ブラシを活用し、歯周病を防ぐことが大切です。
『歯周病を予防するためにできること』
歯周病を防ぐためには、毎日のセルフケアと定期的な歯科検診が重要です。
- 歯磨きは1日2回以上、歯間の汚れも意識して磨く
- フロスや歯間ブラシを使い、歯と歯の間の汚れをしっかり除去する
- 3〜6ヶ月ごとに歯科検診を受け、歯石除去や歯周ポケットのチェックを行う
- バランスの取れた食生活を心がけ、歯茎の健康を維持する
- ストレスを溜めず、生活習慣を整えて免疫力を高める
『まとめ』
歯周病は年齢に関係なく発症するため、子どもの頃からの予防が大切です。
特に思春期や20代では歯磨きの習慣が乱れやすく、40代以降では歯を失うリスクが高まります。
定期的な歯科検診と正しいセルフケアを実践することで、歯周病を防ぐことができます。
今日から意識的に歯のケアを行い、健康な口腔環境を維持しましょう。
少しでも参考になれば幸いです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。
世田谷区千歳烏山駅徒歩3分の歯医者
『千歳烏山 交番通り歯科』
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